皆さんこんにちは、タクミです。

若いうちに読むべき本を教えてほしい!
20代に読むべき人生にインパクトを与える本は?
そんなお悩みを持つ方々に向けて、おすすめ書籍16選を紹介します!
- 全人類が読むべき自己啓発本3冊
- 世界の真実を知るための3冊
- 優れた社会人になるための3冊
- 基礎教養を形づくる入門書7冊
書店に行っても本があふれかえっていて、どういったものから読めばいいかよくわからないですよね。
本記事では、私が自信をもっておすすめできる書籍を16冊厳選して紹介しています。
新入社員から若手社員である20代の方々必見です。
若いうちから質の高い本を読んでいれば、数年後に見える世界が変わってきますよ!
それでは、さっそく見ていきましょう!
全人類が読むべき自己啓発本3冊


- 7つの習慣
- 人を動かす
- 嫌われる勇気
タイトルを少し大げさに書いてしまいましたが、それくらい人生に影響を及ぼす3冊です。
私自身、自己啓発本は再現性がなかったり、主観的だったりしてあまり得意ではないのですが、こちらの3冊は誰にでもおすすめしたいと心の底から思える本になっています。
7つの習慣


世界的名著でベストセラー(4,000万部!)、30年以上愛されて今も色褪せない自己啓発本です。
「自己啓発本はこれだけ読めばよい」と言っている方もとても多いです。
7つの習慣は以下の通りです。
- 主体的である
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先する
- Win-Winを考える
- まず理解に徹し、そして理解される
- シナジーを創り出す
- 刃を研ぐ



ん?なんか抽象的だなあ。筋トレするとか、たくさん勉強するとかではないんだね、、、
たしかに抽象的ですね。しかし、小手先のテクニックではなくマインドセットそのものを変えることになるので、人生に大きなインパクトを与えます。
今のうちに7つの習慣を取り入れた生活をしていれば数年後、数十年後の人生の充実度がとてつもなく高まるはずです。
もちろん、実践するのは非常に難しいですよ。
私も第1の習慣すらできているか怪しいです。
年齢問わずいろんな方にこの本をおすすめするのですが「なんで今まで読んでなかったんだろう」という言葉を何度も耳にしました。
まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。分厚い本ですが後悔はさせません!
人を動かす
こちらは1936年に初版が発行され、1981年の改訂版が出るまでに1,500万部、日本でも累計500万部売れている伝説的な名著になります(改定後は何冊出版しているのか情報がありませんでした)。
原著者のデール・カーネギーは、アメリカにおいて成人教育や人間関係研究の先覚者として社会に大きく貢献しました。
カーネギーはこういった分野の指導を行うにあたって、テキストの必要性を感じましたが、人間関係について実際に役立つ書物は1冊もなく、自分で書く決心をし、そのテキストをまとめ上げたのが「人を動かす」になります。
- 批判も非難もしない。苦情も言わない。
- 率直で、誠実な評価を与える。
- 強い欲求を起こさせる
文字に起こすと分かりづらいですが、様々な事例やカーネギーの広範な知識によって分かりやすく説明されています。
もちろん「人を動かす三原則」だけで書籍は終わらず、「人に好かれる六原則」や「人を説得する十二原則」なども収録されています。
「人を動かす」も「7つの習慣」と同様、分かっているようで実践するのが難しいような内容の書籍になります。
私の人生を劇的に変えた本の一冊です。特に「人に好かれる六原則」の「誠実な関心を寄せる」と「聞き手に回る」を実践していますが、以前よりも「話しやすい!」と言っていただけることが多くなりました。
嫌われる勇気
こちらもベストセラー書籍(500万部)ですね。
初心者には手が出しにくい「アドラー心理学」を対話形式で分かりやすく説明している本です。
この本の結論はいたってシンプルです。
すべての悩みは対人関係の悩みであるとともに、すべての幸せは対人関係の幸せである
時に厳しく、時にやさしいアドラー心理学ですが、ところどころ「7つの習慣」や「人を動かす」に似ているんですよね。
人生に対する考え方って突き詰めるとこうなるんだな、、、と妙に納得できます。この本にどれだけの人が救われたか想像もできません。
続編の「幸せになる勇気」も併せて、ぜひ読んでみてください!
世界の真実を知るための3冊


- ファクトフルネス
- サピエンス全史
- 失敗の科学
読めば自分の常識が180°変わる書籍になります。
まさに新しい発見の連続で、あなたの世界の見方を変えてくれる本をご紹介します。
ファクトフルネス


こちらもベストセラー(100万部超)で、書店で見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ファクトフルネス」とはデータや事実に基づき、世界を正しく読み解く習慣のこと。
本書では、世界を正しく見るために最新の統計データを用いて、10の思い込みから解放することを目的としています。
この本を読めば「世界はどんどん良くなっているし、世界を悲観的に見すぎているかもしれない」と気づかされます。
著者とその息子、その妻の3人で作り上げたGapminderは本当に魅力的なサイトになっています。
すべて英語ですがぜひ見てみてください!
サピエンス全史


イスラエルの人類学者、ユヴァル・ノア・ハラリの世界的ベストセラー(500万部)です。
「サピエンス全史」は地球上の生物の中でなぜホモ・サピエンスが最も力を持ったのかを客観的に考察している本です。
人類史を、生物学や歴史などあらゆる視点から、新しい仮説を提唱しています。
同じくユヴァル・ノア・ハラリが著した「ホモ・デウス」と「21Lessons」も読みましたが、著者の圧倒的な知識量と鋭すぎる考察に開いた口がふさがりません。
読了した後は、あまりにも世界を冷徹に見てしまう反面、メタ的にとらえることができ、哲学的な思考能力がぐっと上がっている実感がありますね。
ただ、サピエンス全史は内容の難解さ、具体例の複雑さ、本の長さ(500ページ以上)から、途中で脱落する方も少なくないです。
ぜひ新時代の歴史書を読破して、思考の向こう側を体験してください!
失敗の科学


こちらの書籍は数々の失敗の事例を取り上げ、その失敗はなぜ起こるのか、どうすれば防げるのかを分析し、まとめ上げた本になります。
著者のマシュー・サイド氏はジャーナリストを本職にしているからか、事例の描写が生々しく臨場感のあるものとなっており、一つ一つのエピソードに心揺さぶられます。
「失敗」は非常に痛みを伴い、周りに言いたくないものです。
しかし、「失敗を成長の糧とみなし、共有し、改善していく組織」だけが究極のパフォーマンスを発揮できると筆者は述べています。
「航空業界は年を経るにつれ事故率が減少するのに対し、なぜ医療業界では医療事故が減らないのか」や「なぜ非行少年更生プログラムは失敗といえるのか」など面白いトピックがたくさんあり、気づいたら読み終わっているような感覚になりますよ!
優れた社会人になるための3冊


- シン・サラリーマン
- コンサル一年目が学ぶこと
- トップ5%社員の習慣
仕事ができ、成果をあげる社会人になるためにはどうすればよいのか。VUCAの時代にどんな備えをしておけばよいのか。
たくさんの不安を抱え、頭を悩ませているサラリーマンの指針となる本をご紹介します。
シン・サラリーマン


「シン・サラリーマン」はサラリーマンYouTuberの「サラタメ」さんによる、サラリーマンのための、人生100年時代の攻略本になります。
会社員の「安定」が約束されなくなった現代で、真の「安定」を手に入れるためには3つの武器が必要です。
- リーマン力
- 副業力
- マネー力
本書は、300冊以上の本を読み、現場でたくさん実践してきた著者によって、再現性が高い情報が詰まった書籍に仕上がっています。
リーマン力は仕事術と転職術に分かれており、特に転職術が最もためになりました。転職の際にもサラタメさんのYouTubeにはお世話になりました!
巻末の「超厳選30冊」リストも、これまで名著をたくさん読んできたサラタメさんイチオシの書籍が並んでいるので、これだけでも一読の価値ありです。
総ページ数は600ページを超えますが、会話形式で話が進んでいくためとても読みやすくなっていますよ。
コンサル一年目が学ぶこと
「コンサル一年目が学ぶこと」はビジネススキルの入門書になります。
新入社員や若手が仕事をこなし、結果を残すために必要なエッセンスが詰まっています。
すぐに仕事へ活かせることばかりなので、本当に役立っています。
ビジネスで必要なスキル、マインドをうまく言語化してまとめてあり、手元に置いておくべき1冊です。
巷では「入社1年目の教科書」が大人気ですが、「古い価値観だ」と批判の声も少なくなく、私も肌に合わなかったですね。
トップ5%社員の習慣
トップ5%社員の習慣は、AIで1万8000人を分析し、その結果をもとにトップ5%の社員はどのように仕事を行っているかを抽出した本になります。
こちらの本が他の仕事術本と一線を画している点は、やはり何といってもビッグデータ分析です。
仕事ができる人が主観で書いた本や数人のインタビュー・体験談を書いたような本と違い、再現性があるということが言えます。
これはまさに仕事術本業界に革命を起こしたエポックメイカーといえますね!
この本を読むと成果を出している人は、挑戦心と学習意欲が高く、周りから話かけられやすく、成長のために試行錯誤を繰り返すような人物像が浮かび上がります(もちろん他にもたくさんの特徴があります)。
本記事と関係するところですと、読書について「5%社員」は、年間に48.2冊の本を読んでいるそうです(全社員平均は2.2冊)。
皆さんもトップ5%社員になるために読書をたくさんしましょうね!
基礎教養を形づくる入門書8冊


- 本当の自由を手に入れる お金の大学
- ウォール街のランダム・ウォーカー
- 影響力の武器
- 武器になる哲学
- 最高の体調
- 絵を見る技術
- 生物と無生物のあいだ
良質な入門書はその分野への関心を掻き立ててくれます。
思いつく限りの分野の入門書を読んだ私が、特に面白くためになった書籍を厳選しました。
東洋経済社の「行動経済学入門」や「グロービスMBAシリーズ」も入れたかったのですが、明らかに教科書なため悔しくも除外しました、、
本当の自由を手に入れる お金の大学
「お金の大学」はYouTuberの両学長のお金に関する動画の内容を書籍にまとめたものです。
難しいと思われがちなお金の話を、かわいいキャラクターと例え話などを交えて、初心者でもわかりやすく解説してあります。
YouTubeもとても充実していますが、全ての内容を学習するとなると相当な時間がかかります。
そのため、重要なことを抽出している「お金の大学」で効率的に学ぶことをオススメします。
初めにYouTubeを見て内容が気に入ったら書籍の購入を検討してみるのがいいかもしれませんね。
両学長の教えは私のお金に対する考え方や生活の送り方の基盤になっています。
「お金の大学」を通じて楽しくお金の基礎を学びましょう!
ウォール街のランダム・ウォーカー


インデックス投資家のバイブルであり、45年間売れ続けている名著中の名著です。
本書の結論は以下です。
個人投資家にとっては、ただインデックス・ファンドを買ってじっと持っているほうが、遥かによい結果を生む
この結論にたどり着くまでに、投資に関する様々な理論の登場とその脆弱性を説明しています。
以下の記事では本書を軸として、初心者にインデックス投資をおすすめする理由をわかりやすく解説しています。


影響力の武器


「影響力の武器」はロバート・B・チャルディーニによって書かれた心理学の入門書です。
本書の特徴は「面白くて」「役に立つ」です。
専門家の間でも非常に高い評価を受けており、心理学を知りたいなら本書から始めてまず間違いありません。
450ページほどある分厚い本なのですが、面白すぎて気づいたら読み終わっていました。
本書は心理学の法則を6つの原理に分類し、それぞれに利用法と防衛法が提示してあるため、すぐに実践できます。
以下の記事では本書をところどころ参考にしています。ぜひご覧ください!


武器になる哲学





哲学って実生活で使えなくない?
なんだかよく分からないし、勉強する意味あるのかなあ
確かにそう言われがちですよね。でも、勉強してみるととても面白いし、役立ちますよ。
本書は哲学の中でも重要な50のコンセプトをまとめ上げ、現代社会での利用法など新しい切り口で解説されています。
特徴は、厳選した50のコンセプトが哲学上の重要性ではなく、実務で使えるかどうかで編集されているという点です。
本書を読めばクリティカルシンキングのレベルが高まること間違いなしです!
最高の体調


「最高の体調」は現代人が抱える問題を進化医学の観点から解決策を提示するのが目的となっています。
うつ病、肥満、散漫な集中力などを抱えている方、現代社会にはたくさんいらっしゃいます。
これらは「文明病」と呼ばれ、縄文時代に存在していた狩猟採集民(一部の地域では現在でも存在)にはありえない病気です。
言い換えると、狩猟採集民に近い生活をすれば「文明病」が解決できるわけですね。
とはいってもなかなか難しいので、本書では「文明病」を改善するための様々な解決策を提案しています。
文明病改善策の基礎中の基礎である食事法は以下の記事をどうぞ。


絵を見る技術
「絵を見る技術」は、名画をちゃんと観察できるようになるための理論が解説されています。
美術を勉強するとなるとやはり、西洋美術の歴史や画家の名前を覚えたりすることを思い浮かべますよね。
「フォーカルポイント」や「リーディングライン」などの理論を学ぶことは、美術初心者の私にとって新しい切り口で、よりアート鑑賞の深みが増しました。
以下の記事では本書を参考にアートの見方を解説しています。


生物と無生物のあいだ
最後は「生物と無生物のあいだ」です。新書ながら67万部を超えるベストセラーです。
私が大学院でタンパク質を研究していたこともあり、手に取りましたが、分子生物学に触れたことのない人でもすんなり読める本になっています。
本書の内容は「生命とは何か?」という問いに、分子生物学の基礎と歴史の紹介や筆者の生々しい大学院での経験も交えながらアプローチしていきます。
終盤のパズルのピースがはまるような感覚は感動すら覚えました。
コロナ禍の現在、こんなに「PCR」や「抗体」という単語が知れ渡るとは思いもしませんでしたが、この機会に分子生物学に足を踏み入れてはいかがでしょうか。
まとめ


- 7つの習慣
- 人を動かす
- 嫌われる勇気
- ファクトフルネス
- サピエンス全史
- 失敗の科学
- シン・サラリーマン
- コンサル一年目が学ぶこと
- トップ5%社員の習慣
- 本当の自由を手に入れる お金の大学
- ウォール街のランダム・ウォーカー
- 影響力の武器
- 武器になる哲学
- 最高の体調
- 絵を見る技術
- 生物と無生物のあいだ
まだまだ紹介したい本もありますが、なるべく広い分野で、分かりやすい入門書を中心に厳選しました。
価値観のパラダイムシフトを起こすような名著は、早いうちに読んだ方が絶対に良いですよ。
これらの名著を読むだけで、数年後もしくは数十年後に大きな差が生まれます。
質の高い本を読み漁って、価値のある読書ライフを送りましょう!
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