【簿記2級】3か月の独学で一発合格した勉強法とおすすめ教材【ネット試験】

皆さんこんにちは、タクミです。

悩む人

簿記2級の勉強時間や合格率は?
テキストがたくさんあるけどおすすめはどれ?

そんな疑問を、知識0から、3級をスキップして、3か月の独学で簿記検定2級に合格した私が解決します!

本記事を書いている人
  • 簿記の知識0だが3級を飛ばして2級受験を決意
  • 3か月の独学で簿記2級に一発合格
  • ビジネス会計検定3級も合格
タクミ
本記事の内容
  • 簿記2級に効率よく合格する方法
  • 簿記2級に必要な教材
  • 簿記2級に3か月で合格するための具体的計画
  • 合格のための注意点とコツ

本記事を読むことによって、簿記2級を最短で合格するための道筋がはっきり見えます

3か月より長期間での勉強を考えている方にも、効率の良い勉強計画を立てられるので、余裕をもって合格できますよ

さっそく本文に入っていきましょう。

目次

簿記2級の概要

「簿記」は学ぶと仕事上の業務に直接役立つうえ、初心者でも独学で学びやすい資格として非常に人気です。

簿記を学ぶことによって会社の数字に対しての理解が深まり、経営者視点で物事をとらえることができるようになります

上場しているすべての株式会社は有価証券報告書(有報)の提出が義務付けられています。

ステークホルダー(株主や取引先など)は財務諸表を参照して投資判断や取引先選定に使います。また、経営陣も財務諸表をもとに経営戦略を立てたりします。

タクミ

会社の仕組みに関する知識をつけるために簿記は最適な資格であるといえますね。

特に「日商簿記」は年間で約60万人が受験するため、信頼性と評価が高い資格となっています。(以下、「簿記」は日商簿記として表記)

簿記を勉強することによって数字からビジネスを把握する力が付くため、非常に人気の資格となっている

簿記2級の必要性

2ch開設者のひろゆき氏は簿記、特に簿記2級をコスパが良い資格としておすすめしています。

なぜ簿記2級はコスパが良いのかというと、当然実務に使えるのはもちろんですが、「ある意味ちょうどよい難易度」であることも関係しています。

簿記3級はなんとなくでもダラダラ続けていれば、合格ラインに届きます。

しかし、簿記2級はしっかりと対策しないと合格は難しいです。新たに工業簿記という科目も加わることで、範囲が広がり難易度がぐっと高くなります

3級の合格率が40%前後なのに対し、2級の合格率が25%前後であることを見ても一目瞭然ですね。

ただ、その難易度に見合ったリターンが受けられます。

タクミ

簿記は非常に有名な資格のため、難易度を知らない人事はほぼいないと思います。
そのため簿記2級を取得していることは、経理職でなくても高い評価につながりますよ。

また、就職・転職市場では、経理部の求人に簿記2級を必須条件にしている企業も多く、私が勤めていた会社もそうでした。

簿記2級は難易度が高いが、それに見合ったリターンが得られるためコストパフォーマンスが高い

簿記2級の概要と対策

以下が簿記2級の概要になります。

スクロールできます
試験時間受験料合格点合格率問題数
90分4,720円70点25%前後
(CBTは45%程度)
大問5題
簿記2級の試験概要

簿記2級には必要な受験資格がありません。そのため、3級をスキップすることができます

しかし注意してほしいのが、いきなり簿記2級の勉強をしないことです。

悩む人

2級だけだったら3級の勉強なんてしなくてもよくない?

簿記2級は、3級の範囲がしっかりと理解できている前提で話が進みます。そのため飛び級するにしても3級の勉強が必須になります

簿記2級はCBT方式(試験会場のパソコンで受ける方式)でも実施しています。私はCBT方式で受験しました。

最短合格を目指すなら、CBT方式で受験しましょう

合格した際に得られる資格は同じなのに、なぜかCBT方式は難易度が低くなっています。

以前公表されたデータでは、ペーパー試験が合格率24%なのに対し、CBT方式が46%となっています。ほぼ2倍です

タクミ

かくいう私もペーパーの模擬試験は毎回70~80点くらいだったのですが、本番のCBT方式では94点獲得することができました。

電卓が持ち込み可で忘れると合格が遠のきます。事前に試験に適した電卓を購入しておきましょう。コストパフォーマンスでみるとカシオの電卓がおすすめです。

勉強はしっかりと3級から始め、受験はCBT方式で受けよう

教材は「パブロフシリーズ」だけでOK!

簿記2級の教材ですが結論を言うと、「パブロフシリーズ」だけ買えばOKです。私はそれに加えて、パブロフアプリと電子書籍をざっと流し見したくらいです。

では教材の詳細を見ていきましょう。

パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級

3級をざっと勉強するならこの2冊だけでOKです。

この本をおすすめしている理由は以下になります。

パブロフシリーズをオススメする理由
  • ベストセラーで評価も高いので安心
  • 受験生が苦手とする分野には動画解説もついている
  • わからない点を筆者のブログで質問できる
  • 4コマの漫画が各項目についていて分かりやすい
  • イラストがかわいいので頑張れる

まずは2冊をざっと仕上げましょう。

パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級

3級と同じく2級もパブロフで勉強していきましょう。工業簿記のテキストと問題集は別になっているので、合わせて4冊になります。

タクミ

量が多いのでがむしゃらにやっていると挫折します。
しっかりと試験当日を見据えた勉強計画を立てましょう。

また、工業簿記は馴染みがなく苦手とする人が多いですが、きちんと理解すれば大事な得点源になります。まんべんなく勉強しましょう。

パブロフ簿記2級 アプリ

パブロフ簿記2級商業簿記
パブロフ簿記2級商業簿記
パブロフ簿記2級工業簿記
パブロフ簿記2級工業簿記

学習を補助する教材として、パブロフ簿記2級のアプリがおすすめです。

スマホアプリなので隙間時間にできるのはもちろん、プリントアウトして使える実践問題が6つもついています。

また、ネット試験用の模擬試験も用意されています。ネット試験の解答の仕方は少しだけ癖があるので1回は触れておきましょう!

電子書籍

パブロフシリーズに加え、上記の電子書籍も2冊読みました。

これらの書籍はかなり実務に近い内容まで触れられており、参考書に書いていないようなこともたくさん記述されているので理解を深めたい人にはおすすめできます。

しかし内容が深く、時には2級の範囲を超えているため、余裕がある方やより上を目指したい方が読むようにしましょう。

また、著者のふくしままさゆきさんはYouTubeで簿記の解説をしており、こちらは初心者にも超おすすめです。

簿記2級を3か月で合格する方法

続いて、簿記2級に3か月で合格するための超具体的な方法を一例として作ってみました。私も大体はこんな感じで勉強しました。

1か月目

  1. パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&総仕上げ問題集(1週間目~3週間目)
  2. パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト(4週間目)

最初の3週間で簿記3級の範囲をざっと終わらせてしまいましょう。

タクミ

全部完璧に覚えれてなくても大丈夫ですよ。
2級でも繰り返し出てくるのでその時に見返しましょう。

簿記3級の参考書を1周ずつ終えたら、いよいよ簿記2級に取り掛かりましょう。

最初の方の項目が少ないチャプターは一日で2チャプター、固定資産や連結会計など項目が多いチャプターは2日で1チャプターとするなど、調節しながら2週間ほどで読み終えましょう。

2か月目

  1. パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト(5週間目)
  2. パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 総仕上げ問題集(6週間目~7週間目)
  3. パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト(8週間目)

2級商業簿記のテキストが終わったら、2級商業簿記の総仕上げ問題集に着手します。

じっくりと問題を解きわからないところは周辺の知識と合わせて必ず復習します。

最初はさっぱりわからないと思いますがだんだんと慣れてきます。

タクミ

商業簿記総仕上げ問題集の1周目が一番の挫折ポイントです。
これ本当に合格できるのか?と逃げ出したくなりますが、ここを乗り越えれば合格が見えてきます。

総仕上げ問題集の模擬問題は工業簿記の範囲も入っているのでとりあえず放置しましょう。

ここまで終えたら、次に2級工業簿記のテキストを1週間と数日で仕上げます。工業簿記の総仕上げ問題集と合わせて3週間くらいのイメージです。

3か月目~本番

  1. パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 総仕上げ問題集(9週間目~10週目)
  2. 総仕上げ問題集の模擬問題とアプリの特典である実践問題集(11週目~12週目)

工業簿記2級の総仕上げ問題集が終わったら、いよいよ模擬問題を解いていきましょう

総仕上げ問題集×2に2回分ずつ模擬問題が掲載されているので計4回分あります。

これに加えてアプリの購入特典としてついてくる実践問題が6回分と、ネット試験が数回分あります。

1日1,2回分行い、苦手分野は総仕上げ問題集に戻って復習しましょう。

これらの模擬問題集で7割以上取れていれば、本番のCBT方式でも合格できる可能性は高いです。

タクミ

前日は持ち物の準備をしたうえで、しっかりと睡眠をとってくださいね。

合格のための注意点とコツ

最後に合格のための注意点とコツをご紹介します。

理解が難しい箇所は割り切って暗記する

簿記を勉強すると必ず理解が難しい部分が出てきます。

こういった部分は理屈を一度理解しても、試験中に「結局どう解くんだっけ?」となりがちです。そういった場合は割り切って暗記することをおすすめします

例えば簿記2級の最大の関門である「連結会計」ですが、解く際に以下の7つの連結修正仕訳をする必要があります。

  1. 開始仕訳
  2. のれんの償却
  3. 当期純利益の振り替え
  4. 配当金の修正
  5. 内部取引・債権債務の相殺消去
  6. 貸倒引当金の調整
  7. 未実現利益の消去

本番でいちいち、「これはこういう理由だからこれが必要で」とやっていては時間が足りません。

理屈派の方でも合格にフォーカスしたいなら、暗記してしまいましょう。

最短で合格したいなら割り切ることも大事。理解に困ったらひとまず暗記してしまおう!

第4問→第5問→第1問→第2問→第3問の順で解く

先でもお話ししましたが、簿記2級は大問5問で構成されており、第1問~第3問が商業簿記(60点)、第4問・第5問(40点)が工業簿記となっています。

合格のコツは満点を取りやすい大問順に解くことです。具体的には第4問→第5問→第1問→第2問→第3問の順になります。

工業簿記の第4問と第5問はひねりがあまりなく、しっかりと理解していれば安定して正解できるので満点を狙いに行きましょう。

第1問は5問中4問は取りたいです。毎回1問は難しい問題が入っている印象があるので、分からなかったら焦らず飛ばしてしまいましょう

第2問と第3問は、回によっては非常に厄介です。特にペーパー試験で言えることですが計算の項目が非常に多く、1問でも計算ミスや写しミスが起こると計算が合わなくなります。

何が厄介かというと、多くの場合計算ミスに気付くのがすべての結果が出そろった時のため、大きな時間ロスになるという点です。

タクミ

大問を順番通り解き進めて計算ミスをすると、工業簿記に割く時間が無くなり頭が真っ白になりかねないので第2問と第3問は最後に解きましょう。

こうすることで、途中で時間切れになっても大事な得点源である工業簿記を空欄にすることがないですし、試験中も時間に余裕ができるので精神的に安定しますよ。

必勝法は満点を取りやすい大問順に解くこと。第4問→第5問→第1問→第2問→第3問の順で解こう。

まとめ

以下がまとめになります。

記事のまとめ
  • 簿記を勉強することによって数字からビジネスを把握する力が付くため、非常に人気の資格となっている
  • 簿記2級は難易度が高いが、それに見合ったリターンが得られるためコストパフォーマンスが高い
  • いきなり2級の勉強から始めず、3級をざっと勉強して基礎を固める
  • 試験方式は難易度の低いCBT方式で受験する
  • テキストと問題集は「パブロフシリーズ」だけでOK!
  • 理解が難しい箇所は割り切って暗記する
  • 第4問→第5問→第1問→第2問→第3問の順で解く

本記事の勉強法を実践すれば、最短ルートでの合格が可能です。

思い立ったが吉日、今この時から教材をそろえ、勉強を始めましょう。

この記事を読んでくれた皆様全員の合格を願っています。

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