【美術鑑賞】趣味に最適なアート鑑賞のコツと効果!おすすめ美術館も紹介

皆さんこんにちは、タクミです。

悩む人

美術館に行ってみたいけど、絵画の見方が分からないから不安、、、

アート初心者にもおすすめの美術館は?

そんな方のお悩みを解決します!

本記事を書いている人
  • 絵が下手すぎて美術が苦手教科だった
  • 美術の面白さに気づき、関連本は10冊読破
  • 趣味は美術館巡り
タクミ
本記事の内容
  • アートを学ぶことのメリット
  • アート鑑賞の方法
  • おすすめ美術館5選

何も知らないのに美術館に行くのって、ハードルが高いと思いませんか?

歴史とか勉強しないと楽しめないんじゃないか、などと思いますよね。

でも安心してください。全く知識がなくても楽しむことができます。

本記事では様々な方のレベルに合わせて3段階のアートの見方を解説しています。

アートの知識が全くない方からよく美術館に行っている方まで、もっと美術館が楽しくなるはずですよ

目次

アートを学ぶことのメリット

アートを学ぶことのメリットは以下のように多岐に渡ります。

アートを学ぶことのメリット
  1. 学力が上がる
  2. 創造性が養われる
  3. 脳が活性化する
  4. リラックス効果・ストレス低下
  5. ビジネススキルアップ

近年では「STEAM教育」という科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた教育理念が話題となっており、日本でも注目されています。

悩む人

なんかアートだけ浮いてる気がするけど。。。

確かに理系科目が並んでいる中、「アート」があることに違和感を感じますね。

ですが、アメリカやイギリスのビジネスマンの間では「アート」は必須のビジネススキルとなっています

なぜアートとビジネスがつながるのか

20世紀に入る前まで、「素晴らしい絵」とは、「目に映るとおりに描かれた絵」でした。それが「カメラ」という超絶イノベーションによって以前までの理想が打ち砕かれてしまいました

それから画家は「アートでしか実現できないことはあるだろうか」と考え、美術界に様々なイノベーションを起こします

つまり、アートについて学ぶことは、「イノベーション思考」を育むことにつながるのです

人間のやること為すことがなんでもAIに置き換わっている現代、AIの苦手な「アート思考」を醸成することはこれからを生きる武器となるはずです。

では、アートはどう鑑賞すればいいのか、美術鑑賞を例に挙げてみてみましょう。

変化の激しい現代で、「アート」は必須のビジネススキルとなっている

美術鑑賞の方法

ここでは具体的な鑑賞方法を、簡単なものから3つのステップで解説していきます。

STEP
ありのままを鑑賞する
STEP
法則に基づいて鑑賞する
STEP
背景を知ったうえで鑑賞する

STEP1:ありのままを鑑賞する

「ありのままを鑑賞する」とは
  1. 「自分だけのものの見方」で世界を見つめ
  2. 「自分なりの答え」を生み出し
  3. それによって、「新たな問い」を生み出す

という思考プロセスになります。

美術館初心者の方は構図や時代背景など予備知識を知らずに、美術館に行くはずです。

全くそれでOKです!むしろ固定観念がないので、より創造性豊かにアート鑑賞できるはずです。

例えば下の絵画を見てください。(タッチで拡大できます)

大自然に囲まれて暮らす少数民族を描いた絵画
The Rocky Mountains, Lander’s Peak(1863) Albert Bierstadt

どんなことに気づき、どんなことに疑問を持ちましたか?

例えば、私は

  • タイトルにThe Rocky Mountainsとあるし、後ろに見えるのはアメリカのロッキー山脈なのかな
  • 多くの動物が放牧され、簡易的な住居だからここに定住してるわけではなさそうだな
  • 緑が多いし、人々の肌の露出も多いことから、わりかし暖かそうだ。夏かな?
  • 左下にいる小さい動物から詳しい場所が割り出せるのかな?
  • この場所・民族は現在どのようになっているのかな?環境問題の影響を受けていないだろうか?

などなど。。。あくまで一例ですが、自問自答を繰り返していくことが大切です

理系科目は正解を見つける能力を養いますが、アート鑑賞は正解を作り出すことに重点を置きます

タクミ

ぜひ、「こんな当たり前なことでも?」と思うところから始めてみてください。

アート鑑賞の基本は、自分なりのものの見方で自問自答を繰り返すこと

STEP2:法則に基づいて鑑賞する

先ほど紹介した考え方に基づくと、アートの世界はかなり自由なのかな、と思えますね。

しかし、私たちがよく知っている「名画」と呼ばれる作品は、造形・配置・構造などが緻密に計算されていることが多くあります

タクミ

画家は私たちを絵画のとりこにするために、試行錯誤し、様々な工夫を凝らしているんですね。

その工夫の代表例を見てみましょう。

知っておきたい5つの法則
  1. フォーカルポイント
  2. リーディングライン
  3. バランス
  4. 構図

以上の5つを簡単に解説していきます。

フォーカルポイント

フォーカルポイントとは「焦点」という意味で、絵の中で最も重要な箇所です。画家が一番に見てほしいと思っているところを指します。

フォーカルポイントを説明した図
秋田麻早子(2019)「絵を見る技術」朝日出版社
フォーカルポイントの特徴
  • そこだけ色が違う
  • 画面のど真ん中にある
  • 線が集中している

まずはフォーカルポイントを見て、作者のテーマへの姿勢をとらえましょう

リーディングライン

リーディングラインの重要な役割は「絵を見る経路を示すこと」です。

美術教育を受けた人はこの経路を探し出すことができます。リーディングラインには画家の「隅々まで長く見てほしい」という思いが込められているのです。

リーディングラインを説明した図
秋田麻早子(2019)「絵を見る技術」朝日出版社

例えば上の写真では丸のところが端に近づきすぎて、そのまま目線が外に行ってしまいます。

そのため丸の位置に興味を引くモノを置いたりして鑑賞する人の目を逃がさないように工夫しています。

バランス

それぞれの絵画に「構造線」という柱となる線を見つけることができます。

縦なら「毅然と立っている印象」、横なら「穏やかに寝ている印象」、斜めなら「躍動感がある印象」を受けます。

また、人は絵画の中に「見かけ上の重さ」を感じていて、例えば右にフォーカルポイントを置いたなら左にバランスをとるための何かを置かないと違和感を感じてしまいます

「色相」「明度」「彩度」という三属性によって色は成り立っています。

タクミ

色は絵画だけでなく、webデザインやファッションでも非常に重要ですよね。

色彩理論でも特に重要な、「補色」という言葉を覚えておきましょう。

「補色」とは色相環のちょうど反対にある色同士で、お互いに引き立てあいます。(赤と緑、黄色と紫など)

色相環
色相環

鮮やかで目立つような絵画は、補色が使われていることが多いのでぜひチェックしてみてください。

構図

構図や配置を考えることができることによって、さらに絵画の意味を理解できます。

「黄金比」や「3分の1の法則」などがありますが、他の法則に比べてやや難度が上がるため、初心者は気にしなくてもいいかもしれません。

以上、5つのポイントを意識すると、アートの見方が変わり、作者の意図をより正確にくみ取ることができます。

アート鑑賞に慣れてきたら、「名画」の法則を意識してみよう

STEP3:背景を知ったうえで鑑賞する

法則を知り、絵画の見方が分かったところで、絵画の背景を調べてみましょう。歴史や込められた思い、当時の評価などたくさんの情報が得られるはずです。

覚えることがたくさんありますが、背景を知ればより絵画への理解が深まります

例えば、19世紀初頭頃までの大きな西洋美術には、キリスト教や神話を題材にしたものが多いことに気づきます。

これは絵画のジャンルにヒエラルキーがあったためで、その頃は風景画や静物画を大画面で書くことは許されていませんでした。

このことはは歴史的背景を知らないと理解できませんよね。

また、以下の絵画をご存じでしょうか?

ジャクソン・ポロックという画家が描いた「ナンバー17A」という絵画
ナンバー17A(1948) ジャクソン・ポロック

「ありのままを鑑賞」しがいがありそうなこちらの絵画、なんと200億円で取引されています!

悩む人

うそでしょ!?思わず落書きとか言いそうになっちゃったよ

確かに、常人の頭には理解できない領域ですね。。。

実は絵画の作者、ジャクソン・ポロックは私たちの目を「物質としての絵画そのもの」に向けさせようとしているのです。

まさに美術界にイノベーションをもたらし、その価値が評価された賜物ということですね。

それぞれの絵画の背景を知り、より絵画への理解を深めよう

番外編:ただ「好き」を求める

悩む人

休日に美術館に行ってそんな小難しいこと考えないでしょ~

現代アート好きの後輩曰く、やはり私のようにアートを勉強している人は少ないそうです。

確かにそうですよね。ただ好きだから行っている方が大多数だと思います。

タクミ

私もポール・シニャックの絵画には一目ぼれでしたし、ミュシャの絵画はかわいいから好きという友人もいました。

その一方でポール・シニャックの絵画には補色を利用した点描法によって鮮やかに見えますし、ミュシャの絵はたくさんの円が反復した構図・太い輪郭線によって躍動感と優美さを引き出しています。

アルフォンス・ミュシャが描いた「ダンス」という絵画
ダンス(1898) アルフォンス・ミュシャ

画家は緻密な計算によって魅力的な絵画を生み出しており、それを考えることが「アート思考」への第一歩になります

アートへの入り口としてはとても良いですが、一番初めにお話ししたメリットを享受できないと考えたため番外編とさせていただきました。

おすすめ美術館5選!

ここからは私が実際に訪れた中で厳選したおすすめ美術館を厳選して紹介します。(住む場所の関係で都内ばかりの紹介になっていますがお許しください)

国立西洋美術館 / 上野駅

国立西洋美術館

西洋美術好きに超おすすめ!上野駅を降りてすぐのところにあります。

常設展では、有名なクロード・モネやルノワールの作品も展示されています。企画展は毎回非常に豪華で、私はゴッホの「ひまわり」を見ることができました。

タクミ

ここで「サン=トロぺの港」に出会い、ポール・シニャックのファンになりましたね。。。

ポール・シニャックが描いた「サン=トロぺの港」という絵画
サン=トロペの港(1901-1902) ポール・シニャック

森美術館 / 六本木駅

森美術館のある森ビル

「文化都心」をコンセプトとした、現代アート中心の美術館です。他の美術館より尖った(難しい)展示が多いイメージです。

タクミ

私が訪れた、「未来と芸術展」では概念的で難しいながら、とても面白かったです!(2020年終了)

森美術館のもう一つの魅力は地上53階からの景色です!ぜひ景色も一緒に楽しんでくださいね!

国立新美術館 / 乃木坂駅

国立新美術館

2007年にできた5番目の国立美術館。まず建物がきれいすぎる!

館内にあるカフェも浮いているような設計になっており、思わず何枚も写真を撮ってしまいます。

国立新美術館のカフェ
施設内のカフェ

「庵野秀明展」や「メトロポリタン美術館展」などジャンルの幅が広いことも特徴

東京都現代美術館 / 清澄白河駅

東京都現代美術館

2019年にリニューアルオープンしたばかりで建物が非常にきれいです!

現代アートならここで間違いはありません。常設展は1年に3~4回ガラリと変わるので、何度来ても新しい出会いがあります

オンライン美術館

「美術館紹介なのにオンラインを出すな!」という意見が出てきそうですが、非常に素晴らしいコンテンツなので紹介させていただきます。

タクミ

コロナ禍の今、現地に行かず家でアート鑑賞できるのはありがたいですね。

周囲の人を気にする必要もないし、絵画をより至近距離で見れるのは大きなメリットです。

おすすめは以下の2つです。

おすすめオンライン美術館

まとめ

本記事のまとめ
  • 変化の激しい現代で、「アート」は必須のビジネススキルとなっている
  • STEP1:ありのままを鑑賞する
  • STEP2:法則に基づいて鑑賞する
  • STEP3:背景を知ったうえで鑑賞する
  • 番外編:ただ「好き」を求める
おすすめ美術館5選
  1. 国立西洋美術館 / 上野駅
  2. 森美術館 / 六本木駅
  3. 国立新美術館 / 乃木坂駅
  4. 東京都現代美術館 / 清澄白河駅
  5. オンライン美術館

「アート思考」は自分なりのものの見方で自問自答を繰り返すことにより醸成されます

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